トビイロゴキブリ【図鑑wiki】幼虫/駆除/生態/メス/分布/卵

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トビイロゴキブリ【図鑑wiki】
幼虫/駆除/生態/メス/分布/卵

【トビイロゴキブリの基本情報】

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  • 分類:ゴキブリ目 – ゴキブリ科 – ゴキブリ属 – トビイロゴキブリ
  • 和名:トビイロゴキブリ(鳶色蜚蠊)
  • 学名:Periplaneta brunnea
  • 体長:30mm~40mm
  • 寿命:1年~1年半

このページでは、トビイロゴキブリについて詳しく解説します。

トビイロゴキブリとは?/概要

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トビイロゴキブリは、日本でも南西諸島などに生息しているPeriplaneta属のゴキブリの一種であり、体長は30mm~40mmほど。全体としてクロゴキブリよりもやや赤みを帯びた色合いをしており、『ワモンゴキブリ』とよく似ている。

ただし、ワモンゴキブリとは前胸背板の文様に違いがある。

ワモンゴキブリとトビイロゴキブリの違い/見分け方

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ワモンゴキブリ
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コワモンゴキブリ
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Periplaneta属のゴキブリのなかでも、トビイロゴキブリとワモンゴキブリは色合いが似ており、ぱっと見で見分けるのは難しい。

ただし、トビイロゴキブリとワモンゴキブリでは前胸背板の文様に違いがあり、前胸背板を見ることで違いを見分けることができる。

トビイロゴキブリ
トビイロゴキブリ 前無得背板 斑紋 模様 画像

ワモンゴキブリ
ワモンゴキブリ 前胸背板 輪紋 模様 画像

コワモンゴキブリ
コワモンゴキブリ 前胸背板 輪紋 模様 画像

ただし、おなじ種のゴキブリのなかでも、個体差により文様の出方には大きな違いがあり、同定が難しいこともある。

⇒日本に生息するゴキブリ24種類の一覧はこちら

トビイロゴキブリの生息地/分布について

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トビイロゴキブリの生息地/分布については、下記のとおり。

トビイロゴキブリの生息地/分布

トビイロゴキブリは熱帯~亜熱帯に広く分布するゴキブリであり、寒い地域では生きていけない。

そのため、国内においては1年を通して温暖な地域(沖縄、九州南部)または、暖房設備の整ったホテルや地下街、共同溝や下水配管内などの都市部に生息している。

おもに九州以南、南西諸島に生息している。

ただし、全体としてトビイロゴキブリの生息数は少なく、国内ではワモンゴキブリやコワモンゴキブリ、クロゴキブリの生息数が圧倒的に多いです。

⇒日本に生息するゴキブリ24種類の一覧はこちら

トビイロゴキブリの幼虫/画像

トビイロゴキブリ 幼虫 画像

トビイロゴキブリの終齢に近い幼虫:⇧

トビイロゴキブリの幼虫は、見た目がクロゴキブリやワモンゴキブリの幼虫と酷似しており、見分けるのが難しいです。

トビイロゴキブリ
トビイロゴキブリの赤ちゃん 幼虫 画像

ワモンゴキブリ
ワモンゴキブリの赤ちゃん 幼虫

クロゴキブリ
クロゴキブリ 中令 終令 幼虫 画像

トビイロゴキブリの幼虫とワモンゴキブリの幼虫は、サイズも形もほぼ同じなので見分けるのは難しいと思います。

トビイロゴキブリの雄雌/オスメス

トビイロゴキブリの雄と雌は見た目はそれほど違いがないため、お尻の先端で見分けることになります。

雌(メス)の腹部
ワモンゴキブリ 雄雌 見分け方 メス 画像

先端がとがっており、縦に割れ目があるのがトビイロゴキブリの雌(メス)。

雄(オス)の腹部ワモンゴキブリ 雄雌 見分け方 オス 画像

先端に尾突起と呼ばれる1対の突起があるのがトビイロゴキブリの雄(オス)。

一概には言えませんが、トビイロゴキブリの雌(メス)のほうが全体としてやや丸みを帯びます。

雄(オス)には尾角(びかく)のほかに、尾突起(びとっき)と呼ばれる一対のヒゲがあります。

⇒日本に生息するゴキブリ24種類の一覧はこちら

トビイロゴキブリの飼育方法

トビイロゴキブリの飼育方法は、ほかのPeriplaneta属のゴキブリ種と変わらず、『ハムスターフード+昆虫ゼリー』でドライ環境で飼育/繁殖できます。

【トビイロゴキブリの飼育/繁殖方法】

  • ①ケース:適切なサイズの飼育用プラケース
  • ②床材:不要
  • ③隠れ家:紙製卵トレー、丸めた鉢底ネット、など
  • ④エサ:ハムスターフード、昆虫ゼリー
  • ⑤温湿度管理:26℃~28℃

昆虫ゼリー(プロゼリー)を与えれば、湿度はドライ環境で飼育できます。温度管理は、パネルヒーターでの加温が必要です。

トビイロゴキブリの飼育/繁殖①:飼育ケース

トビイロゴキブリの飼育ケースは適当なサイズ(30cm×30cm)くらいのプラケースがあれば十分です。

トビイロゴキブリはツルツルとした壁をのぼりますので、脱走防止にネットを張って対策しましょう。

トビイロゴキブリの飼育/繁殖②:床材

トビイロゴキブリの飼育に床材は不要です。もし、床材を使う場合には、昆虫マット、ヤシガラマット、腐葉土、などが利用できます。

トビイロゴキブリは屋内性のゴキブリなので、床材はなくとも飼育/繁殖できます。

トビイロゴキブリの飼育/繁殖③:隠れ家

トビイロゴキブリは夜行性なので、隠れ家としてシェルターを用意してあげましょう。

トビイロゴキブリのシェルターは、紙製卵トレー、結束バンドでまとめた鉢底ネット、樹皮や木材、などを利用するのが一般的です。段ボールなどでも代用可能です。

トビイロゴキブリの飼育/繁殖④:餌(エサ)

トビイロゴキブリの飼育/繁殖には、栄養バランスの優れたペットフードである『ハムスターフード+プロゼリー(昆虫ゼリー)』を使うのが標準的です。

トビイロゴキブリは雑食性の昆虫なので、動物質と植物質、穀類、ビタミン、タンパク質のバランスが良いペット用フードを与えるのが最適です。

【トビイロゴキブリの餌(一例)】

  • ハムスターフード(ペレット)
  • モルモットフード
  • ラビットフード
  • コオロギフード
  • レオパフード
  • グラブパイ
  • など

トビイロゴキブリには水分補給も必要となるため、プロゼリー(昆虫ゼリー)または、水入れを用意してあげてください。

トビイロゴキブリの飼育/繁殖⑤:温湿度管理

トビイロゴキブリ飼育/繁殖の温湿度管理は、温度を26℃~28℃くらいに維持しておきましょう。

トビイロゴキブリはもともと熱帯~亜熱帯性のゴキブリなので耐寒性は低く、成長/繁殖には暖かい温度が必要となります。

【トビイロゴキブリの飼育温度】

  • 成長/繁殖適温:26℃~28℃
  • 活動低下:20℃以下
  • 耐寒性:10℃まで

トビイロゴキブリは20℃以下では成長が鈍くなり、繁殖もできなくなります。

トビイロゴキブリ飼育の参考動画:⇩

#23【家G飼育】家ゴキブリ飼育7ヵ月超え。盛者必衰の理。【閲覧注意】

こちらのトビイロゴキブリは、尾突起があるので雄(オス)ですね。

⇒日本に生息するゴキブリ24種類の一覧はこちら

トビイロゴキブリの卵/出産

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トビイロゴキブリの卵/出産については、下記のとおり。

【トビイロゴキブリの卵/出産】

  • 形態:卵生(らんせい)
  • 卵の数:1卵鞘あたり、24~28個ほど
  • 産卵回数:生涯で30回ほど
  • 単為生殖:可能

トビイロゴキブリは卵生タイプのゴキブリで、卵鞘(らんしょう)と呼ばれるガマ口財布のような袋状の卵をうみつけます。

オスと交尾をせずに、メスだけで繁殖(単為生殖)も可能ですが、単為生殖では幼虫の生存率が低下します。

トビイロゴキブリの寿命

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トビイロゴキブリの寿命については、下記のとおり。

【トビイロゴキブリの寿命】

  • 孵化期間:30日~50日
  • 幼虫期間:半年~1年ほど
  • 成虫寿命:3~8か月
  • 合計寿命:1年~1年半

トビイロゴキブリは、近縁種のワモンゴキブリよりも寿命は短めで、生命力がやや低めであるように思われます。

トビイロゴキブリの退治/駆除対策

トビイロゴキブリは屋内侵入性の害虫種で、食中毒やウイルス、アレルゲンなどを媒介するため、退治/駆除対策がおこなわれる。

一般的なトビイロゴキブリの退治/駆除対策方法については、リンク先のページでくわしく解説しています。

トビイロゴキブリの生態:まとめ

トビイロゴキブリの生態をまとめると、下記のとおりです。

トビイロゴキブリの生息地/分布
  • 亜熱帯性のゴキブリで、日本では1年を通して暖かい沖縄や、大都会の地下街などに生息している。
  • ワモンゴキブリやクロゴキブリと同じPeriplaneta属だが、生息数は少ない。
  • 『ハムスターフード+プロゼリー』で飼育/繁殖することができる。

その他のゴキブリ情報については、下記のリンク先ページをご覧いただければと思います。

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