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モリチャバネゴキブリ
概要/幼虫/餌(エサ)/見分け方
このページでは、日本でも広い地域に生息している森林性のゴキブリ種である『モリチャバネゴキブリ』について解説します。
『モリチャバネゴキブリ』はチャバネゴキブリの一種であり、屋内よりも屋外におおく生息しているゴキブリです。
もくじ
体長10mm~13mmの小型の体長をもつ雑食性のゴキブリである『モリチャバネゴキブリ』について、解説していきます!
1.モリチャバネゴキブリとは?概要/基本情報
モリチャバネゴキブリとは?
概要/基本情報
モリチャバネゴキブリとは?概要/基本情報は、下記のとおりです。
【モリチャバネゴキブリの基本情報】
- 分類:ゴキブリ目 – チャバネゴキブリ科 – チャバネゴキブリ属 – モリチャバネゴキブリ
- 和名:モリチャバネゴキブリ(森茶翅蜚蠊)
- 学名:Blattella nipponica
- 体長:10mm~15mm
- 食性:雑食性
「クロゴキブリ」など、家の中にあらわれる気持ち悪いゴキブリとは違い、おもに森林や草地などに生息している小さなゴキブリで、前胸背板に太い2本の黒条があるのが特徴です。
モリチャバネゴキブリの多くは森林地帯や草原に生息していますが、農家など、森に近い場所では家の中に侵入してくることもあります。
2.モリチャバネゴキブリの食性/餌(エサ)
モリチャバネゴキブリは森林性のゴキブリですから、野生下では腐食した落ち葉や小昆虫、動物の死骸や樹液、菌類などを餌(エサ)として生活しています。
ちなみに、モリチャバネゴキブリを飼育する際の餌としては、植物質が多く栄養バランスに優れた「ラビットフード」+高たんぱく質のバナナ味昆虫ゼリー「プロゼリー」の組み合わせがおススメです。
3.チャバネゴキブリとの違い/見分け方
チャバネゴキブリとの違い/見分け方
日本に生息しているチャバネゴキブリ(Blattella種)と言えば、「チャバネゴキブリ」「モリチャバネゴキブリ」「ヒメチャバネゴキブリ」の3種があります。
それぞれ、左から順番に「チャバネゴキブリ(ノーマル)」「モリチャバネゴキブリ」「ヒメチャバネゴキブリ」です。
チャバネゴキブリ
モリチャバネゴキブリ
ヒメチャバネゴキブリ
それぞれ、「チャバネゴキブリ」「モリチャバネゴキブリ」「ヒメチャバネゴキブリ」では、前胸背板の文様(黒条)に違いがあります。
モリチャバネゴキブリは黒い縦スジの幅が広く後方で接近します。ヒメチャバネゴキブリは黒い縦スジの太さが細く離れています。
4.モリチャバネゴキブリの生態
モリチャバネゴキブリはその名のとおり森林や草原に生息するゴキブリ種で、一般的な「チャバネゴキブリ」とは違い、屋内侵入性は低いです。(※ただし、農村部などでは多く見られる。)
活動期間は5月~11月の暖かい時期で、それ以外の時期には樹皮や落ち葉の下などの暖かい場所で越冬します。
5.モリチャバネゴキブリの幼虫/赤ちゃん
モリチャバネゴキブリの幼虫/赤ちゃん
モリチャバネゴキブリの幼虫/赤ちゃんは、チャバネゴキブリの幼虫のように背板に白条がなく、フチがクリーム色をしているのが特徴です。
チャバネゴキブリの幼虫
モリチャバネゴキブリの幼虫
幼虫/赤ちゃんでも、チャバネゴキブリとモリチャバネゴキブリには違いがあるので、見分けることができます。
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