シロスジカミキリムシ【昆虫図鑑wiki】幼虫/飼育/エサ/防除

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シロスジカミキリムシ
【昆虫図鑑wiki】幼虫/飼育/エサ/防除

このページでは、シロスジカミキリムシを解説します。

シロスジカミキリ:基本情報
  • 分類:甲虫目 – カブトムシ亜目 – カミキリムシ科 – フトカミキリ亜科 – シロスジカミキリ
  • 学名:Batocera lineolata
  • 和名:シロスジカミキリ(白筋髪切)

シロスジカミキリムシは、日本の本州・四国・九州・甘味に生息するカミキリムシの種類です。体長は45mm~60mmほどで、日本で最大のカミキリムシです。

シロスジカミキリムシの卵・産卵

シロスジカミキリムシ 交尾

シロスジカミキリムシ(学名:Batocera lineolata)は7月頃に成虫となり、7月~9月頃に、木の幹に産卵をおこないます。

シロスジカミキリムシ 卵

シロスジカミキリムシは、木の皮をかじって円形の穴をあけて、横に移動しながら次々と産卵するので、木の幹には産卵の跡が横並びでのこります。

産卵場所としては、樹齢(じゅれい)の若い木を選ぶことがおおく、幹の低いところに卵を産みつけます。

シロスジカミキリムシの幼虫

シロスジカミキリ 幼虫02

シロスジカミキリムシ(学名:Batocera lineolata)の幼虫は、卵から孵化すると、そのまま産み付けられた木をたべて育ちます。

シロスジカミキリムシの幼虫は、2年~3年かけて大きく成長するため、そのぶん木へのダメージもおおきいです。

カミキリムシの幼虫は、別名テッポウムシとも呼ばれます。

シロスジカミキリの幼虫はおいしい(食用)

シロスジカミキリムシ 幼虫

また、シロスジカミキリムシの幼虫は、おおきく成長するうえに、味がよく、クリーミーでおいしい昆虫食の王道です。

シロスジカミキリ以外にも、世界的にカミキリムシの幼虫はおいしい食用の昆虫として知られています。

シロスジカミキリムシの羽化

シロスジカミキリムシの羽化

シロスジカミキリムシの幼虫は、産み付けられた木のなかで2~3年を過ごし、十分におおきく成長すると、3年目の夏に蛹(さなぎ)となる。

それから約1ヵ月で羽化したあと、さらに翌年の春になるまで木のなかで過ごし、5月~6月に木をかじって丸いあなをあけて、外にでてきます。

シロスジカミキリムシの天敵

ウマノオバチ

寄生バチのいっしゅである、ハチコマユバチ科のウマノオバチは、長い産卵管をつかい、シロスジカミキリムシの蛹(さなぎ)に卵をうみつける『天敵(てんてき)』といわれている。

シロスジカミキリムシの生態

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シロスジカミキリムシ(学名:Batocera lineolata)は、体長45mm~60mmほどの、国内最大のカミキリムシです。

シロスジ(白筋)という名前のとおり、からだの側面にしろいスジがあるのが特徴ですが、上からだとスジは見えにくいですね。

また、シロスジという名前がついていますが、生きているシロスジカミキリムシの模様は、うすいレモン色をしています。

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日本では北海道・本州・四国・九州の、雑木林(ぞうきばやし)や、ヤナギ林、栗畑などにおおく見られ、栗やクヌギ、シイ、ナラ、ヤナギ、キリなどを、かじって食べます。

捕まえると、前むねのすきまをこすり合わせて「ギィ、ギィ」という音を鳴らします。

オスのほうがメスよりも触角が長く、シロスジカミキリムシの触角は体長の1倍~1.5倍ほどあります。

シロスジカミキリムシの寿命

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シロスジカミキリムシは一生のうちほとんどを、木の中で過ごします。木の外にでてからの寿命は、2か月ほどです。

<シロスジカミキリムシの寿命>

  • 産卵:7月~9月
  • 幼虫:2年~3年を幼虫で過ごす。
  • 蛹(さなぎ):3年目の9月頃に蛹となる。
  • 成虫:成虫になった後も8か月ほど木の中で過ごす。
  • 5月~6月頃に木の中から出て、活動する。
  • 2か月ほどで、寿命をむかえる。

シロスジカミキリムシは寿命のほとんどを、木の中で過ごすため、成虫として外で活動する時間はみじかいです。

シロスジカミキリムシの餌(エサ)

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シロスジカミキリムシ(学名:Batocera lineolata)は、野生ではクリ、クヌギ、ナラ、シイ、ヤナギ、キリなどの、樹皮や芽をたべています。

ですから、シロスジカミキリムシの餌(えさ)としては、これらの植物の若い枝と葉を与えればOKです。

シロスジカミキリムシの飼い方・育て方

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シロスジカミキリムシ(学名:Batocera lineolata)を飼いたいと思うかもしれませんが、シロスジカミキリムシの寿命は長くて2か月ほどです。

成虫になって外で活動する期間はそれほど長くはありません。

もし、シロスジカミキリムシを飼育するのであれば、カブトムシやクワガタムシの飼育ケースの中に、クヌギやシイ、ナラ、クリなどの枝と葉を入れておけば大丈夫です。

シロスジカミキリムシは、基本的には夜行性なので、直射日光をさけて、すこし暗めの場所でそだてるのが良いですね。

シロスジカミキリムシのオスとメスの見分け方

シロスジカミキリムシ 交尾

シロスジカミキリは触角の長さで見分けることができます。

<オスとメスの見分け方>

  • オスのほうが触角がながく、からだの1.5倍ほど。
  • メスの触角は、からだの1.0倍~1.2倍ほど。

オスのほうが立派な触角をもっていますね。

シロスジカミキリムシ:害虫としての防除・駆除

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シロスジカミキリの幼虫は木の中をたべすすみ、大きなダメージを与える害虫として知られています。

シロスジカミキリムシを防除するには、シロスジカミキリムシの産卵時期(7月~9月)頃にカミキリムシが卵を産みつけないように薬剤を散布するのが有効です。

既に産み付けられたものを駆除するには、針金などを差し込んで捕殺するのがいちばんです。

また、シロスジカミキリムシは木の根元から1m以内の高さに卵を産みつけることがおおく、木の根元に新聞紙や金網を巻きつけておくことで産卵をふせぐことができます。

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